2017年12月17日日曜日

MacをWi-Fiアクセスポイントにする方法〜MacBookPro(Early 2015)High Sierra編

 「MacBookPro(Early 2015)High Sierra編」としたのは

  LeopardのMacBook(Early 2009)では「共有」から設定して、MacをWi-Fiアクセスポイントにすることが出来たのだが、MacBookPro(Early 2015)に買い替えてElCapitanやSierraを使い始めたら、作ったSSIDには繋がるもののクライアントから外に行けなくなってしまった・・・。Leopard機は健在だが、わざわざそのために(いろいろ危ない)古いMacを起動するのも躊躇われたが、なんとか上手く行った。
 全てのパケットがMac本体を通るし、MacのCPUも食うし、そしてバッテリも食うことになるし、さらにはセキュリティ強度も低いが、予備や緊急の策としてはいいだろう。
まず確認ですが、有線(Thunderboltとか)でinternetアクセスしているMacのWi-Fi(AirMac、無線LANのNIC)を使って、他の機器にアクセスさせる方法です。そもそもMacにNICが一つしかない場合はダメです。あとは無線が二つなどの場合はここには書きませんのであしからず。

以前の方法

 ウチのADSLのモデム&ルータのIPアドレスは192.168.0.1、だ。(2017年現在もADSLなのは触れないでw 常時8Mbpsは出ててそこそこなんだ)
これがゲートウェイであり、ルータのアドレスであり、サブネットマスクは255.255.255.0だろ、としてMacBookProの有線(Thunderbolt)経由での接続、無線LANルータをAPモードで動かしてその配下でスマホ、stick PCを時にはDHCPで、時には静的に192.168.0.xを割り当てて使っていた。
 方法はというと、システム環境設定の「共有」→「インターネット共有」で、共有する接続径路を「Thunderbolt Ethernet」にして、Wi-Fiのオプションで適当なネットワーク名(SSID)でご近所迷惑にならないチャンネル番号で設定□_ヾ(゚ω゚
で、「インターネット共有を開始」する。
「ネットワーク」に移動して「自己割り当てIPアドレスのためネット接続ができません」となっているのは何か全く別のIPアドレスにがWi-Fi側アドレスになっているので、これを192.168.0.xにして、とやることでよかった。
いろいろ調べてても「これでok♫」って内容の昔のページはわんさか出てくるのだが、全然うまく行かない・・・。
 ふむぅ(˘-ω-˘ )あるいはショボン(´・_・`)

MACアドレスがなんか変なものがある・・・からの解決

 そんなある日、IP ScannerというIPアドレスを表示するソフトを入れてスマホやらのIPアドレスを見ていたのだが、あれれ、とびっくり。
192.168.2.1というのがあるじゃないか。しかもMACアドレスが"xE"で始まっている・・・。

そもそもMACアドレスの7bit目(第1オクテットの0x02)はglobal/localのビットであり、さらには8bit目(0x01)はunicast/multicastのビットなので、あえて"普通に"と書くけど、普通に使う機器では"グローバル"で"ユニキャスト"でないと繋がらない→両方のビットとも"0"→MACアドレスがx0,x4,x8,xCで始まらない場合はミスタイプや見間違いである(主な原因は老眼w)ということは知っていた。となるとこれは"普通"では無い使い方をしているローカルのMACアドレスを持つNICがあるという事だ(゜o゜)これは私の少ない知識を超えていたorz。
ふむぅ、ifconfigで見ると、"192.168.2.1"となっているのは"bridge100"だ。これはブリッジ接続というものらしい。
・・・(略)・・・ということでいろいろと調べて試した結果、解決策として得られたのは、
各クライアント(スマホや他の機器)のルータやゲートウェイを192.168.2.1にする、ということ。
DHCPで行けてしまったが、静的にIPアドレスを割り当てるなら192.168.2.xだ。
サブネットマスクは255.255.255.0で、Macの無線側のIPアドレスは192.168.0.xでokだった。
この設定でルータから何から全ての機器の電源をOFFにしてから入れ直して見たが問題無し。ただしMacを起動したら、「共有」から「インターネット共有を開始」をする必要はあった。

結論的な事を書くと、「共有」からMacをWi-Fiスポット的な使い方しようとすると、別なサブネットになっている場合があるので、ifconfigで見るかIP Scannerのようなソフトを入れると何か解るよーという事。

あとは、ウィルス対策ソフトのファイアウォール機能はオフに、っと。



使用機器

MacBookPro(Early 2015) :High Sierra 10.13.2
Sharp SH-M03:Android 6.0.1
Intel Compute Stick STCK1A8LFC:Ubuntu 14.04.5 LTS
よく解らないが家族のiPhone(iOS11かな?)

終わりに

この方法は「MacをWi-Fiルータにする」方法とはちょっと違う気がする。とはいえ、検索用に埋め込んでおこうと思うw

お出かけ先が有線しかない環境の場合は、MacBookだけでなく無線LANルータも持ってこう♪と思っていたが、家族がスマホにしてWi-Fiを使うことになったのでNGという時代になってしまった。
そんな外出時にも使えるが、外に持ち出すには、暗号の強度やMACアドレス認証が不可(このページに書いた方法ではパスワードのみ)であることを考えると、小さい無線LANルータを用意した方がよさそう。
そして何にしろ、部屋にある無線LANルータは24時間365日電源ONのまま。何時壊れてもおかしくない。

仕事に疲れ、天気も悪く、電気屋も閉まってしまった深夜…突如として無線LANルータが沈黙した時には、きっと役に経つだろう。
必要に迫られてギガが減ったり、はたまた高い買い物をしてしまうこともない。幾つか設定し直すだけで用事を済ませてゆっくり寝れて、しばらくして落ち着いてから安い無線LANルータを探して買うことも出来る。(完)